なんで原書で読まないと論文としての説得力がない、と哲学科の教授さんたちは声をそろえて言うのでしょうかー。なんとなくわかりますが。独逸語の語彙じゃないと伝わらない微妙なニュアンスってあるし。日本語も英語もまた然り。じゃあいっそ日本人の哲学者の研究をやってみようかと思っても、西田以外は戦後なぜだか埋もれがちというか、日本の哲学は西田のまき直しと西洋の解釈に終始するっていうか。これはこれでレベルは高いんだろうけど、なんかもっとおもしれーことないかなぁ。趣味で適当になんか読み漁ってみようか。


 今目を付けているのは東京大学出版会が67年に出して今絶版の講座シリーズ「東洋思想」。授業の東洋思想はインドしかやらないらしいので、中国、果ては「東洋思想」が国的な規模ではどのように展開(ヨーロッパにどう入ったかとか、どう影響を与えたかとか。もち日本に関する巻もあってお徳っぽい)するかをわりと丁寧に書いてあっておもしろい。せいぜい教養レベルだけれどまぁ読んでみると楽しいかくらいの勢いで。

 やっぱ今自分がやるべきことは基礎トレ=語学、運指と理論と聞きまくる、テニス基礎の反復、みたいな感じのことなんだろうなぁ。あせるなゆっくりやれ。時間は足りないけどたぶん無駄にはならない。


 ホテルバイト、ロシア人がかっこいい人だらけでジェラシイに燃えた。しかもみんな肩書きがどっかの大学の教授。ビジネスホテルにビジネスマンよりも研究者が良く泊まるという事実。うーん、学園都市恐るべし。学会以外に見るべきものなしとはこういうことなのだろうか。英語の勉強しないとお客様に迷惑をかけてしまうよぉ(実際もうポカをたくさんやった)…