ヴァースコーラスヴァース!

 サッドンdeathな独語(独り言でもありドイツ語でもアリ)をクリアした! ファンファーレは敢えてファイアーエムブレム! FFなんてもう新しい!(もう古い、の対義造語) 俺は妄想と幻想の区別がもともとつかないままに現実を駆け抜けている気分になってうはうはの/感じ。あとyoung and fineを読んで高校生活に戻りたくなった。ビバ山本直樹。でも最近マンガにヒットを感じないのだったったらったったヘルシングOVA糞だ。

 脳内麻薬って妄想してマリファナるのではなく実際に脳みその中で麻薬的効果を持つ物質が出るんですか。それなら犯罪じゃないのですかね。どうでもいいんですが。

 ともかく、テストの修羅場が終わったのでserial experiments lainをPCで見てた。何回も見てた。

 それによると、偏在するlainは神である。lainは少女である。ではなぜ神が少女なのか? 11歳から14歳を意識して描きました、とabも言っている。それはなぜ少女なのか? ドイツ語で言うとまだ中性名詞な状態なのだろうか? ローゼンメイデンの先取りか?

 偏在する少女は神である。何の狂いもない美しい命題である。性的な幻想を孕まずにはいられない女という文字が入っている癖に、まだ性的には白紙(タブラ=ラサ)な状態にあるかもしれない少女。男根論理の席巻するミステリに諸手挙げて反対を表明する美少女たちのカルチャー。フェミニストは黙れとばかりにあまりにもか弱い少女たちに極めて主観的に(男根論理のアンチテーゼとして、すなわち女性的主観的に)愛を注ぐディスプレーの前のヲタク達。自我の確立すらまだ成されていないなのに、つながっていたいと世界のすべてで叫ぶ少女。ユビキタスな存在証明はweird wiredによって磐石なものとなる。それを夢見て悦に浸る男たち。カルト宗教。超越主義的な俗悪(という混沌一体の振りをする様式美信奉者)。サイケデリックポップアートをわかったふり。サブカルチャーの担い手に対するねじれた羨望と嫉妬と優越感と劣等感。どれもが結び付けられる。自分で自分の髪を切っているlainの絵が頭に浮かぶ。頭にくる。気持ち悪い。生身の肉体の離れられない肉体という属性=俗性を離れるためには人形にフェティッシュな欲望を注ぐか情報にフェティッシュな欲望を注ぐかしかないのだろうか。でもすべては情報、と脳内をすべて0と1の論理回路になぞらえるやつらが必ずいる。



 それじゃあたとえば(たとエヴァ? くだらねー庵野w)、電柱があって電線があって伝染しうるところにしか存在しえないのが人間なのだろうか? 今や電線の目の届かないところなどどこにもないのだ(壁に耳あり障子に目あり、俺のケータイ着信アリってかw)。機械の作動音が耳鳴りと同じように聞こえてきたら、そろそろ自分の脳内にも何かのデバイスが填め込まれていることを考えたほうがいいかもしれませんにょ<ALL



 美しいという言葉ほど欺瞞の臭いがつきまとうものはない。美しいという感情を誰かどうにかして論理的に証明してください。できるものなら。もしくはもうされているのなら、それが俺の個人的な好悪や誰かの個人的な好悪について共通点も相違点も共有点も矛盾なく両立しあうことがあるということをまた改めて証明して論理的に妥当性を確かめてみてください。もしくは俺がやる。美しいのは欺瞞だ。

 世界が美しいのは欺瞞だ。そういう俺も欺瞞だ。欺瞞の欺瞞は真だ。ゆえに世界は美しいのか。いやそうではない。欺瞞の欺瞞は真だという命題が欺瞞であればもうなにもかもが偽だ。個的で生成消滅するものにすべてを還元すれば結局言葉でも記号でもわかりあえない現象群が現象するだけか。嘘。ぜんぶ。たわごと。思いつきだけでものごとを言うなヴォケw

 ただし多分ただしい。0と1の論理回路による情報のやりとりだけでは人間の情報処理パターンは語りえないことだけは。なぜなら、論理回路は人間のやりうることすべてを表現するにはあまりにも論理的すぎる。感性とかそういった言葉で呼ばれることのある事実がすでに現実になっているのに、それを非論理的だとして例外視していればそれは世界記述にはならないのだ。なったとしても、それは書いていて・描いている誰かさんにとっての都合のいい世界記述としての性質を強める(書く人にとって都合のいい世界記述しかこの世には存在しえない、という前提はあるけれども)。



 カルト的人気をほこるlainをもっかい見直してこよう。あといい加減言文一致はいいとしても丁寧語とであるだ調の区別くらいしっかりしようよ俺。