選ばれた人間って少数だよね。選ばれなかった人間が大多数だよね。だいたいそいつらって選ばれなかった自分をギリギリで選ばれそこなったんだよ、と描写するよね。



 海千山千の一般ピーポーが一握りの天才たちの擬態をやり続けて結局無個性におちつくのが現代日本なのですか。もしくはそれに限らず一般的なアレかつアレなのですか。ほかの国がどーかしりませんが。すくなくとも知識人が多かったり大学が多かったりするのは、余計な自意識を持ちすぎた人間を出しすぎる、みたいな気がしてしょうがない。間引いてくれないかな、頭悪いくせに頭使う人間を。たとえば俺みたいな頭わるい癖に頭使わずにいられなくなった人間を消しておいてくれ社会。

 本当のエリートだけを選別してくれないと、中途半端に知識をつけられてしまって知的刺激の楽しさを知ってしまった凡人たる俺が、いろいろな悩みに苦しめられ、半端に広がった進路に惑わされるわけです。

 なんていうか、半端なやつらにもまっとうに生きる権利があるのが理解できない。使いみちのない知識で頭を固まらせた大卒なんて捨てればもっと効率よくなるんでないの? 文学や美学や哲学なんか専攻した人間を会社のビジネスに、とりいれてもいいけど、それで何? 再教育してそれで何? 下手なプライドはどこへいく? 満たされない大多数しかいない社会、あれ、社会ってそんなもん? それに対して自己解決とか自己満足をよこすにはわりと時間がかかりますよ? 若いうちの苦悩は買ってでもしろって?

 ほんとうは知らなくて済んだんだろ、こんなの。相応の生をのみ与えてくれればいいのにね。





 どーでもいいけれど春の太陽って女のひとをえろく見せるよね。畜生。