帰省します。高速バスに乗るためだけにやってきた池袋に気が狂いそうなくらい溶けこみます。狂う、って祭なんかでくるくる踊ってハレとケをひっくり返したこと、神が降りて「来る」こと、これら二つのクルが語源だっていう説がありますが、それになぞらえるなら俺は田舎からやって「来る」もの、なのでやっぱり狂人なのでした。進め一億発狂だ! クレイジーとか舶来語ではない狂いが見たいなあ見たいなあミタイナア。別に深い意味はないのですが。居場所と名前を金でやりとる時代! 現在形少女と過去進行形少年は学生服とビジネススーツとゆう接点でウリとゆう設定でつながっていて、性的に同じグラウンドに下りてくるのかもよ。愛した少女は少年の残り滓が夢見た現実という名のやるせない曲解型理想の象徴。焼酎。それで忘れてしまえるような、気軽で便利な性的衝動。全ては遠い日のことなのかもよ。俺は知らないが。ホントもウソもタテマエも。くすぶり崩れる思い出を顧みるに、これからもわかる機会はなさそうだけれど、俺は今日。家に帰る。青春時代の思い出を否応なしに呼び出してくれやがる場所にゆく。行き過ぎてゆくのは現状か残像か残存か。残念に思わない。おやすみなさい。