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昔書き散らしたネタで濁茶。
昨今のネットワークの繁栄は著しい。私はすなわち人間はインターフェースと化しやりとりされる情報の一部とも化しあらゆる方向性から見てすでに主体性も客観性も失ってしまっている。いや、むしろ、情報に肉を付けただけなのが人間だったのか。情報が主観性と客観性を身につけたつもりだったのが人間だったのか。それすらすでに渾沌としてわからないのが現在である。
さて、昨今のネットワークの繁栄に私は性の衝動を感じある種の絶望と失望を禁じ得ないのである。人々は性器をつなげるかわりに回線をつなぎ、快感共感性癖をむさぼり合う。そして部屋の中に一人ずつ籠もる。それはまるで脳髄が脊髄の中に収まっているかのようである。家電が言葉の代替物となり、コミュニケーションもしくはセックスを行う。家電の代替SEX。有機的インターフェースと化した五感は妄想という第六感によってすべて補完される。すなわちデジタル情報をアナログ情報と敢えて区別しないことを選択しとして選ぶ媒体が現れたということだ。ああ、そして彼らは子種を浪費する。ひたすら数十億の精子を誰の膣に注ぎ込むこともなくどこかしこに零すもしくは紙の上に受け止めさせたたきつけるのである。いわばブラウザはマルチメディア的な私の目となり耳となる(それは過去における障子に目ありもしくはメアリー)こうして考えるとインターネットつなぎ放題というサービス形式はひどく卑猥なものであり、不特定多数とのまぐわいを常時行っていることと同義であると理解できる。
ディジタルな伝達はレコードがCDに取って代わられたころから普及が始まっているが、常時接続により人間は家電を通して自らをイニシャライズして電子世界の空想存在となり、0と1だけで定義されつつアナログ的アナクロ的純愛・快楽・卑猥その他その他の価値観を盛り上げていく。
ともあれ言葉の意味には代わりがなく変わりがなく。
昼下がりに昼上がり、雨上がりに雨下がり。武士道を死ぬことと見つけたり、見失ったり。
ディジタル妊娠において生まれることのない三次元人を悔やむ声が上がるのはそう遠くないことであろう。たmごっちは来るべきディジタル時代において子供のみを提供し、シングルマザーであった元・女子高生たちは現在男もなく仕事もない駄人間として生きているものがいたりもするのだろう。能力のない真面目な女性すべてに男と自由競争社会において戦うことを強いたフェミニズムは萌えないので自滅する運命にあろう。自滅してください南無。二値等号は品質劣化が少なくアナログとは異なりコピーが容易である。ディジタルには劣化しないがゆえの永遠が存在する。そして人間はついに求め続けていた永遠の世界へと旅立ちうるのだ。劣化しないデータはゆるぎない愛ですらプログラムの一部に換言し還元するゆえに、勇気が無気に転化するように有機が無機に転化して、終わらない円環とどまらないループが愛を愛を愛を愛を愛に飢えて愛に乾いて愛に愛に愛に愛に! あいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいあいああいあいあいああいあいあいあいあいああいあああいあいああいいあいあいあいあいいいあいあいあいあいいあいあいああ!
追記
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今リンク元を見ていて、「妊娠」「女子高生」「セックス」で当ブログに飛んできた方がいらっしゃるようで、ちょっと驚いた。wha? ってそんなサイトだったのか…